性病は検査を受けるタイミングに注意! 検査可能時期について

性病検査

性感染症( 性病)に感染してしまったかもしれない・・そんなお悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないかと思います。性病に感染する機会があったとしても、複数ある性病の項目の中で何を調べればいいのか、いつ調べればいいのか、どこで検査できるのか、費用はどのくらいなのかなどは分かりづらいですよね。

そんな時は「ブライダルチェック」を受けてみてはいかがでしょうか。ブライダルチェックには一般的な性病の項目がセットになって含まれていることがほとんどです。そのため、性病に感染する機会があったけれど、今は症状がないため何を調べれば良いのか分からないという方にはお勧めです。
とはいえ、感染機会があってからすぐに検査をしても陰性・陽性の判定がすぐに出ない項目もあり、検査を受ける時期には注意が必要なのです。

性感染症( 性病)について

性病は感染していても自覚症状がないケースも多くあるため注意が必要です。感染機会があってから、1日後に検査をすれば陽性・陰性の判定が出る項目もあれば、時間が経ってから獲得される抗体を調べる項目に関しては、結果に反映されるまでに数週間かかる場合もあります。そのため、検査をする時期には注意が必要です。
また、驚かれる方も多いのですが、複数の性病に同時に感染している方が非常に多いことが現状です。例えば、淋菌やクラミジアなどに感染している場合には、粘膜が弱くなってHIV にも感染しやすくなります。そのため、「性病に感染したかもしれないが、現在のところ症状がないので何を調べたらいいのかわからない」という方には数種類の性病の項目がセットになっているブライダルチェックを受けることをお勧めしています。

➡︎ 当院のブライダルチェックはこちら

 

淋菌

症状が出るまでの潜伏期間は2〜7日です。
性行為によって感染し、男性は排尿時痛や膿みを伴う尿道炎、女性は緑黄色の濃いおりものの症状などを引き起こします。口を使った性行為で、喉に感染することもあります。
放置すると菌が体の奥まで入り込んでしまい、精巣や子宮に炎症をきたし、不妊の原因となる場合があります。

陽性であった場合、抗菌剤で治療しますが、耐性の淋菌も増加していますので、必ず医療機関を受診しましょう。
感染の機会があった時から1日程度経っていれば検査できます。

クラミジア

症状が出るまでの潜伏期間は1〜4週間です。
性行為によって感染し、男性は排尿時痛を伴う尿道炎、女性はおりものの異常などの症状を引き起こします。クラミジアは性感染症の中でも最も多い感染症です。口を使った性行為で、喉に感染することもあります。一般的に淋菌より症状が軽い傾向がありますが、放置すると菌が体の奥まで入り込んでしまい、精巣上体炎や卵管炎を引き起こし、不妊の原因となる場合があります。

陽性であった場合、抗菌剤で治療しますが、決められた期間しっかりと治療しないと完治しないことがありますので、必ず医療機関を受診しましょう。
感染の機会があった時から1日程度経っていれば検査できます。

マイコプラズマ・ウレアプラズマ

症状が出るまでの潜伏期間は1〜3週間です。
淋菌やクラミジアの検査をしても「陰性」にもかかわらず、違和感などの症状が続いているという場合にはマイコプラズマやウレアプラズマに感染している場合があります。こちらも性行為によって感染し、不妊の原因となる場合があります。また、ウレアプラズマは感染していても症状が出ないことが多く、知らないうちに病状が進んでしまう場合もありますので注意が必要です。
陽性であった場合、治療には抗生物質を使用します。
感染の機会があってから1日程度経っていれば検査できます。

トリコモナス

症状が出るまでの潜伏期間は1〜3週間です。
性行為によって感染し、感染すると男性は排尿時痛、女性は性器の痒みや悪臭のするおりものが大量に出てくるなどの症状がありますが、無症状で経過する方もいらっしゃいます。気づかないうちに症状が進むと、男性は前立腺炎を起こす可能性や、女性が妊娠中に感染すると早産になる可能性があります。自然治癒することはありませんので、しっかりと抗寄生虫薬で治療する事が必要です。
感染の機会があってから1日程度経っていれば検査できます。

梅毒

症状が出るまでの潜伏期間は約1ヶ月です。性行為によって感染し、近年感染者が急増している感染症です。

梅毒というと昔は不治の病と言われていましたが、現在は確立された治療法がありますので、早期治療で完治が可能です。感染の機会があってから4週間以上経っていれば検査できます。

HIV

感染しても初期にはほとんどのケースで症状がなく、自覚がないまま何年も過ぎてしまう恐れがあります。感染したまま治療しないでいると免疫力が低下し、数年から十数年でエイズを発症すると言われています。

参考 ➡︎ NIID 国立感染症研究所

HIVは感染の機会があってから90日以上経過しないと正確な結果が出ないことがありますので、検査を受ける時期には注意が必要です。

B型肝炎

肝臓を攻撃するウイルス感染症であり、倦怠感や食欲不振から始まり、肝機能障害、肝硬変、肝臓がんと症状が進行してしまう恐れもあります。そのため、早期発見・早期治療が非常に大切です。
感染の機会があってから90日以上経過しないと一般的な検査では正確な結果が出ないこともありますので、検査を受ける時期には注意が必要です。

C型肝炎

肝臓を攻撃するウイルス感染症であり、肝硬変、肝臓がんと症状が進行してしまう恐れがあります。C型肝炎ウイルスに感染しても約30%の方は体の中からウイルスが自然に排除されます。一方で約70%の方はウイルスが排除されずに体に残ってしまいますので、早期発見・早期治療が非常に大切です。
C型肝炎も感染の機会があってから90日以上経過しないと一般的な検査では正確な結果が出ないこともありますので、検査を受ける時期には注意が必要です。

まとめ

性病に感染してしまったかもしれないとお悩みの方にはブライダルチェックがお勧めです。ブライダルチェックは結婚や妊活前だけではなく、性病が心配な方など、どなたでもいつでも受けていただくことができます。性病というと怖いイメージを持ってしまうかもしれませんが、感染が分かったとしても現在では適切な治療法が確立されていますので、先述した検査可能時期を参考に、安心して検査を受けてみてください。

当院でのブライダルチェックは基本セット(クラミジア、淋菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、トリコモナス、B型肝炎、C型肝炎、HIV、風疹抗体、梅毒、ホルモン検査)が29,800円(税込)、男性で精液検査をご希望の方には基本セットに精液検査をプラスして39,800円(税込)で受けていただくことができます

⬇︎YouTubeでも解説させていただきました⬇︎

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