泌尿器科専門医が説明!性病が心配な方のブライダルチェック

ブライダルチェック 性病

ブライダルチェックと聞くと、結婚や妊活を考えたカップルのための検査なので、受けてみたくてもシングルでは受けられないと思っている方が非常に多いです。

実は心当たりがあり、性病が心配です。でも今は症状がないので、何を調べたらいいのか、どこで検査をしてもらえるか、また検査の料金などを知りたいです。

伊勢呂哲也
伊勢呂哲也

それは心配ですね。性病は自覚症状が出にくいものもあり、知らないうちに炎症が広がってしまう恐れもあるんですよ。でも安心してください。そんな時はブライダルチェックを利用してみるのがお勧めです。

 

 

ブライダルチェックは結婚や妊活の予定がなくても、いつでも、どなたでも受けていただくことが可能です。それではその内容や費用などについて詳しく説明していきます。

✅ 当院のブライダルチェックはこちら

性病検査の保険適応

性病を疑う症状がある場合、(排尿時の痛み、尿道から膿みが出る、膣からの異常分泌物、性器にできものがある)などは保険適応での診察を受けることが可能です。一方で、上記のような症状がなく、「心当たりがあり性病が心配」「パートナーが変わったので性病の検査をしたい」という方に対しては保険適応とはならず、自費の検査となってしまいます。その場合、受けられる医療機関も限られてしまい、料金も自費のために高額となってしまいます。

性病検査としてのブライダルチェックの利用

ブライダルチェックは、一般的な性病のうちの数種類をセットとして組んでいる医療機関が多く、「性病が心配だけれど、何を調べて良いか分からない」という方にはブライダルチェックを利用することをお勧めしています。性病の項目を1項目ずつ調べていくより、まとめてセットで調べた方がかえって安上がりなこともあります。性病(性行為感染症) は、自覚症状が現れにくいケースもあるため、気づかないうちに症状が進行し、深刻な状態となっている恐れがあります。また、精巣や子宮頚管まで炎症が進行すると不妊の原因になってしまう可能性もありますので、放置することはとても危険なのです。また、一つの性病だけではなく、同時に複数の性病に感染しているケースも実は多いです。

ブライダルチェックはどこで受けられるか

ブライダルチェックは婦人科や泌尿器科、内科、不妊症外来などで受けられます。女性だけ、男性だけを受け入れている医療機関もありますが、ペアでの受け入れをしている医療機関もあります。婦人科、泌尿器科で受けた場合にはそのまま治療してもらう事ができるということも利点です。万が一、検査で陽性が出た場合には、パートナーと共にしっかりと治療することが理想です。

ブライダルチェックの金額

ブライダルチェックの金額は医療機関によって様々です。内容が多ければその分金額も上がってしまいますが、今までに性病にかかった事がない場合にはそれほど多くの検査は必要ないでしょう。検査内容は医療機関によって様々なので、検査を受ける前にそれぞれのクリニックに問い合わせてみるのが良いでしょう。

一般的にはブライダルチェックの金額は一人3万円から5万円で受診できるところが多いです。

まとめ

ブライダルチェックは、結婚や妊活の予定がないと受けられないと思われがちですが、そうではなく、誰でも、いつでも受けることができます。「性病が心配」「健康診断の一環として」「興味があって受けてみたい」という方はブライダルチェックを利用してみるのも良いかもしれません。

当院でのブライダルチェックは男性・女性ともに基本セット(クラミジア、淋菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、トリコモナス、B型肝炎、C型肝炎、HIV、風疹抗体、梅毒、ホルモン検査)が29,800円(税込)、男性で精液検査をご希望の方には基本セットに精液検査をプラスして39,800円(税込)で受けていただくことができます。

 

⬇︎YouTubeでも解説させていただきました⬇︎

タイトルとURLをコピーしました