結婚や妊娠を控えたカップルにとって、ブライダルチェックはとても重要な検査と言えます。その中でもクラミジアや淋菌、HIVをはじめとする性病の検査は、お互いに感染させないようにするためや、将来生まれてくる赤ちゃんのためには欠かせない検査項目と言えます。また、ブライダルチェックはどちらか1人だけではなく、パートナーと2人で受ける事がとても大切なのです。
関連記事 ➡︎ ブライダルチェックをペアで受ける必要性
⬇︎YouTubeでも解説しています⬇︎
ブライダルチェックとは
ブライダルチェックとは、結婚や妊娠前に行う健康チェックのことを指します。検査内容は主にクラミジア、淋菌、マイコプラズマ、HIV、梅毒、B型肝炎、C型肝炎などの性病の検査を中心に、ホルモン検査、精液検査などをセットにした内容をブライダルチェック項目としている医療機関が多いです。これらの検査は通常の健康診断の項目には含まれておらず、また、性病に関しては無症状で感染している場合がありますので、結婚や妊娠前などのタイミングで受けておく事が大切です。
ペアで受ける必要性
ブライダルチェックはパートナーと一緒に受診する事がとても大切です。その理由は性病に感染している場合、性行為を通してパートナーに感染させてしまう確率が非常に高いからです。性病はパートナーに感染させてしまうだけではなく、不妊症の原因となったり、生まれてくる将来の赤ちゃんにも影響を及ぼしてしまうかもしれません。また、感染が分かった場合、どちらか1人だけではなく、2人揃っての検査や治療をする事がとても大切です。
また、もし性病に感染している事が分かっても、お互いにしっかりと治療すればほとんどのケースで完治が可能です。どちらか1人だけが治療して治っても、未治療のパートナーから再感染してしまう可能性があり、これを繰り返してしまいます。これをピンポン感染といいます。ピンポン感染を繰り返し、いつまでも完治しないカップルが多いのが現状です。
ブライダルチェックはどこで受けられるか
ブライダルチェックは婦人科や泌尿器科、不妊症外来などで受けられます。女性だけ、男性だけを受け入れている医療機関もありますが、ペアでの受け入れをしている医療機関もあります。ペアで受けられる場合にはお互いに同じ内容の検査を受ける事ができるため、もし感染が分かってもスムーズに治療に結び付けられるという事が利点です。
ブライダルチェックの金額
ブライダルチェックの金額は医療機関によって様々です。内容が多ければその分金額も上がってしまいますが、今までに大きな病気にかかった事がない場合にはそれほど多くの検査は必要ないでしょう。検査内容は医療機関によって様々なので、検査を受ける前にそれぞれのクリニックに問い合わせてみるのが良いでしょう。
一般的にはブライダルチェックの金額は一人3万円から５万円で受診できるところが多いです。
まとめ
ペアでブライダルチェックを受ける事は、結婚や妊娠前の健康状態を確認するためには非常に大切です。ブライダルチェックの項目は、普段の健康診断で調べることのない項目であり、無症状のうちに感染したり、症状が進んでしまっている可能性のあるものがほとんどです。結婚や妊娠のタイミングで検査を受け、必要に応じてペアで治療しておくことは、幸せで健康な生活を送ることにもつながりますね。
当院でのブライダルチェックは男性・女性ともに基本セット（クラミジア、淋菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、トリコモナス、B型肝炎、C型肝炎、HIV、風疹抗体、梅毒、ホルモン検査）が29,800円（税込）、男性で精液検査をご希望の方には基本セットに精液検査をプラスして39,800円（税込）で受けていただくことができます。
